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私は経営企画室で分析をしていく中で、常に参考書にしていたのは
MBAの会計本でした。

だけど、常に「この数値のマジックのような技法が日本になじむのか?」という
疑問を抱えていました。
日本の経営者は私が見てきた限り、アメリカの経営者のように1~2期任期をつとめて
がっぽり年俸をもらって辞めるというやり方はしません。
MBAメソッドでいくと、短期的に財務内容は良く「見える」。
だけど、実際に会社の長期的なスパンでの経営手法ではないと
思ってきました。

M大学の私達のコースの主任教授(基本的に倍率は3~4倍なので、
大学委託訓練校に入るには、論文とそのS教授の面接をパスしなければ
なりません)が開口一番に言った言葉は、
「日本はアメリカではない。アングロサクソンモデルは日本になじまない」
ということでした。
私はその一言を聞けただけで、この10年ほどの悩みが吹き飛びました。

その先生は呪いのように、アングロサクソンモデルを批判する方でした。
(悪夢に出そうなくらい・・・・)
その教授は参考文献をあげない方でしたが、
唯一あげていたのは
原 丈人さん著の「21世紀の国富論」

私はamazon.comで即注文しましたが、予約待ちで2週間ほど待たされました。
やはり同じような疑問を抱えている、会計分野の人間、経営層、
もっといえば小泉内閣のやり方に疑問を持ってた日本人が多かったのだと
私は思います。

今日、小泉元総理は日本が作り上げてきたシステムをぶちこわして、
(小泉内閣がぶちこわしたのは、自民党ではなく、日本のシステムだと
個人的には思います)
引退したというニュースを聞いて、本当に腹が立ちました。

日本だけではなく、どこの国でも違う文化、土壌があるのだから、
アメリカ直輸入のメソッドを取り入れても、
そのまま使えるわけではないですよね。

日本の経営者はなぜマネーゲームに走っていってしまったのか。
日本人はなぜ日本のシステムを否定してしまったのか。
日本には日本の経営手法がある!と貫ける経営者の下で働きたい。
ポジション的に役員層といた機会が多かった私は、そう思います。


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女性
職業:
経営企画・事業企画
趣味:
英語・インド料理・ゴルフ
自己紹介:
30代前半バツイチの私がお金をかけずにキャリアアップした(今も模索中ですが)経験や英語習得術、下ネタ(笑)も転職情報も織り交ぜた日々をつづっています。経営企画室や新規事業企画などを経験してきて、今は財務に転職をもくろんでいます★
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